• MetaRefraction
  • 14 FEB 2019

8Kリアルタイム映像作品。
Pixel pitch 1mm/横8m縦4mの大型LEDディスプレイを使用した映像体験作品である。

dot by dotの文字が背景に映し出され、背景の上を浮遊する水晶玉のようなマテリアルのあるメタボールがリアルタイムで生成される。 一見スノーノイズが映っているようだが、メタボールの屈折により背景が拡大されそれを文字だと認識する。さらにランダムな文字列の中に単語を発見する。 ディスプレイに近づいて見ると、dot by dot で光る文字であったことにハッとし、ディスプレイに映ったイメージの 世界から⼀気に映像再生装置/光の現象に意識が移る。
映像再生装置の技術発展は著しく、その内部機能はブラックボックス化されている。ピクセルで表現されるスクリー ンも例外ではなく、その解像度は格段に上がっている。もはやスクリーン上のピクセルは意識されることはなく、⼈々はスクリ ーンに映し出された映像をイメージとして容易に認識している。 今回の作品では8Kの高解像度の映像表現として、イメージとしての映像だけではなく、メディアとしての映像再生装置, 特にピクセルで表現されるデジタル映像再生装置による映像体験であることに焦点を当てた作品である。

8K映像コンペティション MADD.Award で優秀賞を頂きました。

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